ドバイワールドカップと日本調教馬の成績
ドバイワールドカップは、毎年アラブ首長国連邦のメイダン競馬場で開催されているダート2000mのレースで、海外競馬で最も総賞金額の高いレースとして有名です。
2014年における世界のレースレーティングでも21位にランクインされるなど、海外競馬の中でもレベルの高いレースの一つとなっています。第1回が行われたのはナド・アルシバ競馬場で、1996年に開催されて以降、毎年世界のダート強豪馬が集結しています。
当日はドバイミーティングの名のもと、ダートに限らず芝コースにおいても複数の重賞が実施されるため、芝コースを主戦場としているヨーロッパ調教馬や日本調教馬の参戦も多いのが特徴です。
ドバイワールドカップに限れば、日本調教馬の成績は思わしくなく、2001年にトゥザヴィクトリーが2着となったのが最高でしたが、オールウェザー馬場で行われた2011年には、ヴィクトワールピサとトランセンドがワンツーでフィニッシュするという快挙を成し遂げました。
例年はダートを主戦場としている地元ドバイやアメリカの調教馬が上位を占めていますが、日本馬のレベルも徐々に向上しつつあるため期待されています。