凱旋門賞は日本調教馬に立ちはだかる厚い壁

競馬

凱旋門賞は、毎年10月にフランスのロンシャン競馬場で開催されるレースで、世界で最も威厳のある海外競馬として知られています。

スピードとスタミナの両方が必要とされるクラシックディスタンスの芝2400で行われるほか、欧州特有のタフな馬場での競走ということもあり、第1回が開催された1920年以降、欧州調教馬以外の勝利は過去一度もありません。

中でも地元フランス調教馬が2015年までに66勝と、最も良い成績を残しています。日本調教馬では1969年にスピードシンボリが初めて参戦したものの、着外に終わりました。

1999年にはエルコンドルパサーがモンジューの2着と初めて対等に渡り合い、以降も多くの強豪が挑戦していますが未だ勝ち馬は出ていません。

2006年には日本近代競馬の結晶とも称されたディープインパクトが挑戦するも3着入線、2010年にはナカヤマフェスタが2着、オルフェーヴルは2012年と2013年に連続2着とあと一歩及ばず、2014年にはジャスタウェイ、ハープスター、ゴールドシップと当時の強豪馬が大挙して参戦するも惨敗、海外競馬最高峰レースの厚い壁は、未だ日本調教馬の前に立ちはだかっています。


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